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土壌汚染対策とは?

汚染状況に応じた「最適解」を導き出す

土壌汚染調査の結果、汚染が判明した場合、次はその汚染をどのように解決するかが課題となります。
土壌汚染対策は、汚染の種類、範囲、深度、地質、そして土地の今後の利用計画など、様々な要因によって最適な方法が異なります。
土壌汚染対策は、汚染を除去する「浄化型」と封じ込めなどの手法により拡散防止を図る「管理型」の2つがあります。

浄化型

  • 原位置浄化

    汚染された土壌を掘り出さずに、その場所で直接浄化する手法です。
    この方法は、操業中の工場など、土地の利用を中断できない場合に特に有効で、掘削・搬出が不要なため、コストや CO₂排出量の削減にも貢献します。

  • 掘削除去

    汚染された土壌を掘り出して、汚染土壌処理施設へ搬出し、そこで浄化処理を行う、あるいは埋め立てる手法です。
    汚染を物理的に除去するため、確実に汚染をなくせるというメリットがあります。
    一方、大規模な土木工事が必要となり、費用がかさむ傾向にあります。

浄化型対策の例

原位置浄化
掘削除去 エアスパージング+ガス吸引 鉄粉混合 嫌気性バイオ法
対策方法
掘削除去
拡大

敷地外もしくは敷地内で適正処理

良質土で埋め戻し

エアスパージング+ガス吸引
拡大

汚染地下水に空気を吹き込んでVOCの揮発を促進。ガスは吸引し地上で処理後大気放出。

鉄粉混合
拡大

オーガーにより、汚染土壌・地下水と鉄粉を攪拌・混合することにより、汚染物質を原位置で分解する。

嫌気性バイオ法
拡大

地中に栄養剤を注入し、土壌中の微生物を活性化させ、汚染物質を原位置で分解する。

対象物質

全項目

揮発性有機化合物
(一部不適有り)

揮発性有機化合物
(一部不適有り)

揮発性有機化合物
(一部不適有り)

期間

中〜長

費用

高〜中

中〜低


管理型

  • 封じ込め・遮断

    汚染土壌を完全に掘削除去することが難しい場合や、汚染の拡散を防ぐことを目的とする場合に用いられます。
    例えば、汚染された区域を不透水性の壁で囲んで外部への汚染拡散を防ぐ「原位置封じ込め」や、汚染された土壌をアスファルトなどで覆い、直接的な接触を避ける「舗装・盛土」などがあります。

  • 地下水汚染の流出防止

    地下水汚染が敷地境界まで到達してしまった場合には、敷地外への流出を防止する対策が必要になります。
    地下水の流れの中に反応材の壁を設けて浄化する「PRB(透過性地下水浄化壁)」や、汚染された地下水を地上に汲み上げることで流出を防ぐ「地下水揚水」などがあります。

管理型対策の例

舗装・盛土 原位置封じ込め 透過性地下水浄化壁 地下水揚水
対策方法
舗装・盛土
拡大

汚染土壌の表面を舗装もしくは盛土することで摂取経路を遮断。

原位置封じ込め
拡大

不透水層まで遮水壁を設置し、汚染地下水の拡散を防止。
(第二溶出量基準不適合の場合は不溶化処理などにより適合させる必要がある)

透過性地下水浄化壁
拡大

汚染地下水が浄化壁を通過する過程において、有害物質を分解または吸着させ、地下水基準に適合させる。

地下水揚水
拡大

有害物質を含有する地下水を揚水し、対象地からの地下水汚染の拡大を防止する。

対象物質

重金属等(含有量基準)

全項目

揮発性有機化合物
及び重金属等(一部不適有り)

全項目

期間


※ただし、管理期間は継続


※ただし、管理期間は継続


※ただし、管理期間は継続


※ただし、管理期間は継続

費用

中〜低

中〜低


※ただし、ランニングコスト別途必要

ランドソリューションでは、事前の調査に基づいて、
これらの手法の中から最も効果的で経済的な対策計画を
立案・実行します。
対策費用だけでなく、工期、操業への影響、環境負荷、
そして将来の土地活用計画までを見据え、
土壌汚染対策に最適な「解」を提供します。